緑内障 インプラント

目に良いとされるブルーベリーは視野異常にも効く??

目に良いとされるブルーベリー。ブルーベリーにはアントシアニンと言う成分は含まれています。目にはカメラのフィルムのような網膜がありますが、網膜が光を感じる為にはロドプシンと言う物質が必要になります。このロドプシンの合成を助けてくれるのがブルーベリーに含まれるアントシアニンなのです。

第二次世界大戦時にブルーベリージャムを食べているパイロットは暗い場所でも物が良く見た!と言う話から、ブルーベリーは目に良いと言われ続けてきたのですが、実は視野異常にはブルーベリーアントシアニンよりもカシスアントシアニンの方が良いと言う事が解って来ました。

ブルーベリーアントシアンと、カシスアントシアンの摂取実験で、暗視力に効果を発揮したのはカシスアントシアニンでした。更に1日にカシスアントシアニンを50mg以上服用すると、ピントを合わせる力も向上される事が解りました。また、視野異常を起こす緑内障患者にもカシスアントシアニンを服用する事で、改善がみられたです。緑内障の進行を抑える為には、眼圧を上げない事と、眼球への血流を良くする事が大切になります。緑内障患者がカシスアントシアニンを服用を始めると、眼圧が下がり、眼球への血流にも改善が見られました。アントシアニンの摂取で緑内障で失くしてしまった視野を取り戻す事は出来ません。けれど、確かに緑内障の進行を遅らせる事が出来たと言えるでしょう。

目に良いとされるのはブルーベリーよりカシスと言えるでしょう。

たばこが視野欠損に影響すると言われる理由

「百害あって一利なし」と言われるタバコ。タバコにはニコチン・一酸化炭素・シアン化水素と言った有害物質が含まれています。長い期間、喫煙していると臓器や組織に障害をおこすので、様々な疾患を引き起こすのも当然と言えるでしょう。循環器や呼吸器、血管へのダメージは相当な物ですし、喫煙は遺伝性疾患の発症リスクを高める事も解ってきたので、喫煙は「百害」処ではありません。

特に眼は、喫煙により体内に入ってくる有害物質だけでなく、タバコの煙の成分からも刺激を受けてしまいます。つまり、内からも外からも影響を受けてしまうのです。喫煙により、眼は視神経の機能低下や網膜視細胞の変性が引き起こされている可能性があります。

視野欠損を起こす病気として有名なのは『加齢黄斑変性』と『緑内障』。『加齢黄斑変性』は喫煙者と非喫煙者では発症率が5倍の差があります。『緑内障』は眼圧上昇や血流障害で視神経が傷つき発症します。少し前迄、喫煙との関係は認められないとする考えが主流でしたが、緑内障を患う患者の喫煙者を調べると、喫煙者全員ではありませんが、約4割の患者に喫煙による眼圧上昇が認められました。

『加齢黄斑変性』と『緑内障』も発症には生活習慣が大きく関わっている事は確かだと言えます。特に緑内障は『目の成人病』とも言われています。喫煙習慣を止めて、バランスの良い食事を取り、適度な運動を習慣的に行い、きちんと睡眠をとる…健康的な生活は、視野欠損を伴う病気も遠ざけてくれると言えるでしょう。

緑内障でインプラントって何?

緑内障は、眼圧の上昇や血流障害から視神経に障害を引き起こし、視野狭窄や視野欠損を引き起こしながら、失明へと向かってしまう病気です。早期発見と早期治療で生涯視力を失くさずに済む事も出来ますが、自覚症状が現れた時にはかなり進行している場合が多い病気で、世界の失明原因の第1位となっています。

インプラントと聞くと「歯の治療」や「差し歯」等が浮かぶ方が多いでしょう。「インプラント」とは英語で「implant=しっかり差し込む」と言う意味です。実は緑内障にもインプラント手術と言う物があります。眼圧が高くなる原因は、眼に栄養を送る房水の生成と排水のバランスが崩れて、眼の排水口が詰まる事からも起こります。この詰まった排水子口を作る手法で、チューブ手術とも呼ばれています。目の中にチューブの付いたプレートを埋め込み、房水の排出する道を作る手術です。緑内障インプラント手術は眼圧上昇の原因が房水の排出の不具合から引き起されている場合には、とても効果的です。日本の緑内障患者は正常眼圧で発症している方が多い事もあり、点眼薬とレーザー治療が中心ですが、高眼圧が原因で緑内障を発症している患者の多い諸外国では、緑内障インプラント手術が広く行われています。

緑内障インプラント手術の長所は、何といっても回復が速い事でしょう。レーザー手術は2週間程度の入院が必要となりますが、インプラント手術は1週間以内で退院出来ます。そして手術後の制限は少なく、管理も殆ど不要です。勿論、短所も有ります。緑内障インプラント手術の短所は、やはり露出したチューブと言えるでしょう。

眼底検査で緑内障の可能性アリと言われたら

眼底カメラや眼底鏡といった機器を使い、眼底の網膜や視神経や血管の状態を調べる検査を、眼底検査と言います。眼底検査で疑われる病気は沢山あります。緑内障は勿論ですが、網膜剥離、糖尿病性網膜症、眼底出血、眼内肉腫等の眼に関わる多くの病気は勿論ですが、脳腫瘍や、くも膜下出血等、脳の病気が解る事も有ります。

眼底検査で視神経乳頭が白くくぼみが見られた場合、緑内障が疑われます。けれど、極度の近視の人も同様の現象が見られるので、眼底検査の結果だけで緑内障と判断は出来ません。緑内障を発症しているかどうかは、他にも幾つかの検査を行い、それらの結果を総合的に判断しないと断定は出来ません。

眼底検査後、緑内障が疑われた場合は、幾つか検査が続く事に成ります。主な検査は『視野検査』・『眼圧検査』・『細隙灯顕微鏡検査』・『隅角検査』でしょう。『視野検査』は一点を注視した時にどの程度の範囲が見えているのかを、視野計を使って調べます。『眼圧検査』は眼の房水のバランスを調べます。正常な眼圧は10mmHgから21mmHgで、25mmHgを超えると高眼圧となります。『細隙灯顕微鏡検査』は拡大鏡を使い、帯状の光を目に当てる事で角膜や結膜、虹彩や瞳孔などを調べます。『隅角検査』は正面からは見えない隅角を調べる等を行います。どの検査も痛みを伴う物でもなく、時間が掛かる物でもありません。

全ての検査の結果、緑内障と診断されたら、早々に治療が開始されます。緑内障の治療は点眼薬で行います。視野欠損や視野狭窄の症状が出ている場合、視野の回復は望めません。けれど、医師の指示を守り、キチンと点眼薬を使う事で、緑内障の進行は緩やかに出来るでしょう。

緑内障患者の禁忌とは

通常、眼は角膜と水晶体の間にある房水の生成と排出がバランスよく行われる事で、眼の内部に栄養を与えたり、眼圧を保ったりしています。房水の生成と排出に問題が生じて眼圧が高くなったり、何らかの原因で視神経が障害を受けたりすると、視野狭窄や視野欠損をおこす緑内障を発症します。ですから、『眼圧を上げる事』と『視神経に影響を及ぼす事』が禁忌になると言えるでしょう。

日本人の正常眼圧は10mmHgから21mmHg位と言われますが、一日中一定の値と言う訳ではありませんし、季節によっても異なり、5mmHg程度の変動があります。ます。1日の中では、午前中から午後にかけては眼圧が髙く、季節では冬に高くなる様です。そして25mmHgを超えると「高い」とされます。座った姿勢から、仰向けに寝るだけで眼圧は下がりますし、コーヒーやアルコールを飲むと眼圧が有ります。それだけ、変動しやい物なのです。けれど、肥満傾向の人ほど、眼圧が高い傾向にあります。又、運動の習慣を持っている人は眼圧が低い傾向にあります。眼圧を上げない為には、肥満にならないよう気を付けて、運動の習慣を身に付けると良いと言えるでしょう。

視神経に悪影響を及ぼすのは、血行障害です。血液だドロドロだったり、低血圧だったり、冷え性だったり…これらは全て、血行の悪さから起こる物です。眼圧は高くないのに緑内障を発症している場合は、血行障害が原因になっていると考えられます。血行を良くするには、野菜をたっぷりと摂取し、油や糖分を控える、適度な運動をする等が大切です。

そして、どちらのタイプであっても、ストレスと寝不足は大敵です。

つまり、緑内障の予防の為にも、進行を防ぐためにも、バランスの良い食事を取り、適度な運動を日常的に行い、しっかりと睡眠をとる、この様な健康的な生活がベストだと言えるのです。

緑内障と診断された!いつか全盲になってしまうの!?

緑内障は視神経の障害により、視野が欠けて行く病気です。進行性の病気で、現在の医療では欠けた視野を取り戻す事は出来ず、完治する方法も見つかっておらず、進行を緩やかにするしか有りません。何の治療もしなければ10年から20年程の時間を経て失明に至ります。ですが、ちゃんと治療をすれば全盲になる率はかなり低いのも事実です。

緑内障には、早期発見と早期治療が最も重要です。けれど、緑内障を発症しても自覚症状が無いため、異変を感じて眼科を受診した時には、視野欠損が進んでいる場合が多いのです。欠損箇所も真っ黒に見えるような状態ではなく、霧がかかったような状態でぼんやりと欠けて行きます。また、通常、人は両目で物を見ているので、片方の目に視野欠損が起っても、片方の目がその情報を補ってしまう為、ますます初期症状が解りにくい病と言えるのです。緑内障は40歳を過ぎると20人~30人に一人、70歳を過ぎると10人に1人が発症しています。40歳を過ぎたら定期的に眼科で健診を受けるよう心がけましょう。

緑内障と診断された場合、点眼薬での治療が最初となるケースが多い様です。治療で出される点眼薬も1日に何度も点眼が必要な場合があります。信頼できる医師の元で、指示通りの治療を行いましょう。気になる事はどんな事でも医師に相談しましょう。定期健診や通院を欠かさず「今、自分の緑内障はどの程度、進行しているのか」を知っておきましょう。

犬の緑内障の症状・治療について

人間も40歳を過ぎる頃から、緑内障を発症する人が増え始めますが、犬も6歳からを過ぎると緑内障を発症する率が高くなります。人間と同じく眼圧が高くなり発症する場合が殆どですが、遺伝が関係してる場合や、眼疾患から続発する事もあります。目が見えにくい様子は勿論ですが、目が大きく見えたり、瞳孔が開いたままの状態になったり、目の周りを触れられると痛がる様子が見られたりと言った症状が現れます。

犬の緑内障も人間の緑内障と治療はほぼ同じ、眼圧のコントロールを行う事になります。点眼薬や内服薬で治療を始めますが、外科的治療でレーザーを使う事も有ります。緑内障が進み、既に失明しているのに、痛みが強い様子が見られる場合は眼球の摘出手術を行う場合も有ります。眼球摘出手術と同時に義眼挿入手術も可能です。

ペット保険などに入っていない場合、治療費はかなり高額になる可能性が有ります。個々の状態によっても、動物病院によっても違いが有りますが、点眼薬や内服薬や抗生剤等、手術をしない場合でも、月に20.000円程度は覚悟しておきましょう。手術での治療を選択した場合は、手術費用だけでなく、術前検査や入院費等、色々と掛かって来るので、1度の手術で200.000円程度は見ておいた方が良いでしょう。

犬の緑内障も人間同様、具体的な予防策は有りません。犬の緑内障は片方の目が緑内障を発症したら、1年以内にもう片方の目も緑内障を発症する率が高いと言われてます。勿論、早期発見と早期治療で緑内障の進行を抑えられる事は出来ますので、異変を感じたら、直ぐに動物病院で診察を受ける様、心がけておきましょう。

視野狭窄は手術で治るの? 費用はどの位かかるの?

視野狭窄や視野欠損で一番可能性が有るのが緑内障。

緑内障と診断されたら、点眼薬での治療から開始されます。点眼薬の種類は何種類か有りますが、どれも眼圧を下げる為の薬です。まずは1種類の点眼薬から始まり、それで効果が見られない場合は2種類、それでも効果が見られない場合は3種類の点眼薬を利用します。それでも緑内障の進行が止まらない場合は手術を検討するようになります。

緑内障は視神経が傷ついたり弱ったりして、視野を失くしてしまう病気なので、残念ながら手術をしても、失くした視野を取り戻す事は出来ません。また、手術をした事で余計に視野が狭くなったり、視力が低下する等、悪化してしまう場合も有ります。そして、手術後5年程度で再手術が必要になる方が2~3割程度はいます。緑内障の手術はあくまでも、病気の進行を緩やかにする為の対処法の最終手段です。

緑内障の手術は眼圧の調整が必要な為、2週間程度の入院を必要とする事が多い様ですが、病院によっては、退院後の通院を義務として、日帰りで行っている処も有ります。手術費用は方法によって異なりますが、3割負担で大体3万円から6万円前後です。入院が必要な場合は、これに入院に付属する費用が必要となります。

ただ、緑内障の患者さんで手術を選択となるケースは多くありません。殆どの患者さんが点眼薬での治療で、生涯失明することなく過ごしています。緑内障は一生付き合う事になる病気です。医師の指示に従いキチンと点眼薬を使い、定期健診を欠かさない様、心がけましょう。

視野狭窄ってどんな感じ?見え方は?

『視野狭窄』とは視野の範囲がだんだんと欠けて行き、見える範囲が狭くなる状態を言います。似た言葉で『視野欠損』と言う物がありますが、こちらは視野の中に部分的に見えない場所が出て来る事を言います。どちらも欠けている場所が黒くなって行く様に見えたり、霧が掛かったようにぼんやりと見えたりします。『視野狭窄』は最終的に見える箇所は中心視野だけになりますが、『視野欠損』の場合は、決まりは有りません。

『視野狭窄』も『視野欠損』も、網膜の病気や視神経の障害や脳の病気等で見られる症状です。もし、糖尿病を患っていなければ、一番確立が高いのが緑内障と言えるでしょう。現在、日本の失明原因第1位は糖尿病網膜症、そして第2位が緑内障です。緑内障が原因で失明している人は年間約2.000人程だと言われています。

緑内障は進行性の病気で、治療により進行を食い止める事は出来ますが、今の医学では視野を元に戻す事は出来ません。つまり、完治する事が出来ない病気なのです。緑内障は放置すると失明に至りますが、早期発見・早期治療で緑内障の進行をかなり抑える事が出来ます。緑内障の治療は、点眼薬での治療・レーザー治療・外科手術等があります。適切な治療を受ける事により、亡くなるまで視力をなくす事なく生活をされている方が多く居ます。

少しでも視野に異常を感じたら、眼科医の診察を受けましょう。また、加齢で発症するものとは言い切れない状態ですが、40歳を過ぎると緑内障患者が増える事が解っています。40歳を過ぎたら、眼科での定期健診を心がける事をおススメします。

緑内障を発症する人は女性より男性が多いって本当?

視野欠損や視野狭窄をおこし、失明の可能性もある緑内障。目の成人病とも言われる緑内障は40歳を過ぎると発症する人が増え始め、40歳以上の日本人の約3%が発症していると推定されています。緑内障患者を性別で分けると、男性の方がやや多く発症してるようにも見えますが、緑内障のタイプによっては女性の方が多く発症してるものあります。

一言で緑内障と言っても、発症原因や症状で幾つかタイプが有ります。急に発症する『原発閉塞隅角緑内障』は突然眼圧が高くなり、頭痛や嘔吐・激しい目の痛みなどを伴う物で、60歳以上の女性に多く見られます。ゆるやかに進行する内膜症は『原発開放隅角緑内障』と言い、眼圧がだんだんと高くなり、病状が進行します。ゆっくりと進行するので、気付くのが遅くなりやすいタイプと言えます。眼圧が正常なのに発症してしまう『正常眼圧緑内障』は原発開放隅角緑内障と同じタイプにも関わらず、眼圧は正常範囲の緑内障です。血流障害が原因と見られ、日本で一番多いタイプの緑内障です。生まれつきの緑内障は『先天緑内障』と言い、発達異常から起こります。他の病気から引き起こされる緑内障もあり、これを『続発緑内障』と言います。ホルモン薬等により眼圧が高くなって起こる場合もあります。

タイプにより多少の男女差は有りますが、どのタイプの緑内障も治療をしないと、どんどん進行して行きます。何も治療をしないで放置すると10年から20年程度で失明すると言われる病気です。40歳を過ぎたら、身体の健康診断と一緒に、眼科の診察も受ける事を心がけましょう。